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企画展「絵本〝彩〟発見!」ただいま開催中です [展示に関する情報]

さいたま文学館の今年の春の企画展は
絵本〝彩〟発見!~埼玉の絵本作家と「こどものとも」~
です。

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      企画展示室の入口

この企画展では、埼玉ゆかり(県内出身、県内居住など)の絵本作家による「こどものとも」の作品を中心に紹介しています。
展示は3つのコーナーから成っており、第1部【絵雑誌のあゆみ】コーナーでは、明治末期に子ども向けのカラー絵雑誌が誕生してから1956(昭和31)年に福音館書店から「こどものとも」の刊行が始まるまでの絵雑誌のあゆみをたどります。
それぞれの時代の雰囲気や、絵雑誌の質を高めるための工夫などを〝発見〟していただければ幸いです。

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     絵雑誌のあゆみコーナー

第2部【埼玉ゆかりの作者による「こどものとも」】コーナーでは、1号から300号までの「こどものとも」の中から埼玉ゆかりの作者(瀬田貞二さん、石井桃子さん、丸木俊さん、筒井頼子さん、大道あやさん、西山登志雄さん)の作品を紹介しています。
昔好きだった絵本、いつもそばにある絵本、ちょっと気になる絵本・・・などを〝発見〟していただけるとうれしく思います。

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      埼玉ゆかりの作者による「こどものとも」コーナー

第3部【丸木俊さんの絵本と原画】コーナーでは、「原爆の図」の作者として世界的に知られる画家・丸木俊さんの絵本作家としての足跡を振り返りつつ、「こどものとも」の絵本原画(69号の『そりにのって』、522号の『どんぶらこっこ すっこっこ』の2作品)を展示しています。
『どんぶらこっこ すっこっこ』は、お住まいのそばを流れる都幾川を舞台にした作品で、丸木さんが亡くなる4か月前に刊行された最後の絵本です。
今回は、御遺族の方の御協力をいただき、実際にこの絵本をお描きになる時に丸木さんが使っていた絵具や、話の構想を書きとめたメモや下書きなど貴重な資料もお借りして展示しています。
「原爆の図」とはまた違った丸木さんの魅力ある絵の世界を〝発見〟していただけることと思います。

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      丸木俊さんの絵本と原画コーナー

また、図書室でも「こどものとも」をはじめ、さまざまな絵本を取りそろえて、実際にお読みいただけるように絵本コーナーを作りました。(くわしくはこちらをどうぞ

この企画展は2009年4月25日から6月7日まで開催しています。
皆様のお越しを心からお待ちしています!


【記念講演会「丸木俊と絵本」のお知らせ】
原爆の図丸木美術館学芸員の岡村幸宣さんと絵本作家の丸木ひさ子さんのお二人から、丸木俊さんがお描きになったさまざまな絵本や、丸木さんと絵本のかかわりなどについて、お話いただきます。
「講演会」となっていますが、さまざまな絵本の原画をスクリーンに映しながら、ギャラリートークのように肩の凝らないお話を聴かせていただける予定です。
お気軽に御参加ください!
5月16日(土)14:00~15:30(開場13:30)
参加御希望の方は、さいたま文学館(048-789-1515)までお電話ください。


◆チラシはこちらからどうぞ

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